動的に抽象度を変更することができる自然言語プログラミングシステム
本システムは、大規模言語モデル(LLM)を用いた自然言語プログラミングにおいて、抽象的な命令と具体的なコードを対応させる「Abstraction Matching」が困難であるという課題を解決するために提案されました 。既存手法は1段階の具体化にとどまっていましたが、本システムはユーザーの意図や経験値に応じて、適切な抽象化レベルを反復的に選択できる点が特徴です。
具体的には、入力された自然言語を意味のまとまりごとに「ブロック化」し、ブロックをクリックすることでより詳細な説明へと段階的に具体化(展開)できます 。また、数値などの具体的な要素をグローバル変数とリンクさせ、スライダー等のGUIで直接操作(Direct Manipulation)できるようにすることで、プログラムの制御感を向上させています。